Codian
に、ついて
 
 Codian(こーでぃあん)(旧「Visual C++ Programing Tips」)は、「たすかぶ」等のフリーウェアを作ったときに発見・理解・使用されたプログラミング技術を公開しています。決して正しいとは言い切れないので、使用する場合には自分の責任で使用するようお願いいたします。
 サンプルコードはありませんが、KTLKCL9542はサンプルとして役立つでしょう。ダウンロードはダウンロードルームにて。
 ちなみにプログラミング環境は、Windows98 & Visual C++6.0(一部5.0以前)です。ネットワーク、VB、ActiveX、DirectX等、その他最先端技術については全くの無知なので、そういった類のことを期待しないでください。
 
 あと、CodianにはLZH形式で全ページをひとつにまとめた「Codianオフライン版」というものが存在します。1メガバイトもあるんでダウンロードにちょっと時間が掛かると思いますが、ローカルファイルとしてゆっくりと読みたいという場合には都合がいいでしょう。でもアーカイブ化するのは、たま……。
 
 
「質問」について
結構歓迎しちゃいます。
 
 
 このページのありとあらゆるご質問は鏑矢の憂鬱 の質問コーナーにてお送りください。どんなに初歩的な質問でも構いません!! もしかしたら、過去の日記の中にあなたの求める答があるかもしれません。
 

変数命名規則
ちょっと変です。

 サンプルコードで使われている変数命名規則は、あまり一般的でないのでまねしない方がいいかもしれません

 簡単に解説すると、たいがいの型の変数は、その型の頭文字が付きます。ただ、UINTはuiLPCTSTRはpchだったりと、かなり標準的ではありません。また、構造体にはstを付けています。
 ハンドルとクラスはさらに違ってます。ハンドルはプレフィックスにhが付き、サフィックスにハンドル名が付きます。クラスも同じようにプレフィックスにcが、サフィックスにクラス名が付きます。
 そして、これらがポインタの場合、この上にpが、参照の場合にはrがプレフィックスとして付きます。たいがいのコードでは型名は消えているのでこの辺が違います。
 とどめに、その変数がスコープに位置するのかを示すプレフィックスが付きます。グローバル変数の場合にはg_が、メンバ変数の場合にはm_が付きます。この辺は普通ですが、関数の引数の場合にp_を付ける、これははっきり言って他では見たことがありません。
 ただ、これを付けるようになってからかなりコーディングしやすくなったと自分では感じます。もしよかったら、使ってみてください。

 ちなみに、現在インターフェイス関係のプレフィックスをどうしようか考え中です。iはint型だし、現在は何も付けないことにしています。もしかしたらAを着けることになるかも(AbstractionのA)。あと、ITEMIDLISTについても考え中。本当は構造体だからstを付けるべきなんだよなぁ……。
 
 

このページのヒミツ
色々あります。

 結構知ってる人も多いと思いますが、http://www.kab-studio.biz/Programing/Codian/とディレクトリを直接指定すると、Codianのメニューが表紙として表示されます。「KAB−studioへのリンクは張りたいけど、表紙の絵が恥ずかしいなー」というあなたにお勧め。バナーは

Codianのバナー
をお使いください。
でもリンクを張るときにはできるだけhttp://www.kab-studio.biz/にも張ってください。もちろん両方張ってもOK
 
 
参考にした書籍一覧
タイトル・値段・内容は購入した時点のものです。
 
 
Visual C++4.0 プログラミング入門
 (アスキー出版局/3800円)
 現在は6.0が出てるはず。VC入門書として一押し。マニュアルのチュートリアルよりずっといいです。この系統の本としては安めですし、コストパフォーマンスは結構高い方でしょう。
 
Inside Windows
 (ソフトバンク/月1300円)
 雑誌です。毎月多種多様な情報が載っているので非常に便利です。最近RADツール(VBやDelphiのこと)の記事が増えましたが、そういったツールでどうやってAPIを使用するかということを知っていればVCにも十分役立たせられます。現在休刊中(泣)。
 
Win32 システムサービスプログラミング
 (プレンティスホール/5800円)
 ファイル操作、マルチスレッド、レジストリ、DLLといった他の本にはなかなか載っていない情報が載っています。残り3分の1がNTの情報、もう3分の1がネットワークの情報です。利用しているのは最初の3分の1なのでコストパフォーマンスは結構低いですが、かなり役立ちました。
 
Visual C++5 パワフルテクニック大全集
 (インプレス/4900円)
 簡単なチップスからシェルエクステンションまで、幅広く書かれています。ちょっと本の構成的に読みにくく感じますが、CD−ROMにコードがちゃんと付いているので気にしなくていいでしょう。コストパフォーマンスは高い方だと思います。ちなみにこれはもらい物なんですが(爆)(理由は読めば分かります)。
 
Microsoft Windows 95 プログラマーズガイド
 (アスキー出版/11500円)
 高い!!(泣) もうそれにつきます。貧乏学生にとってはかなり辛い出費です。本の内容は、ネームスペースやシェルエクステンションなど他のドキュメントには載ってない物ばかり。ただし! 英文だったらほとんどがMSDNの中にあります(爆)。がんばって英訳するか、その努力を金で買うか……。ちなみに僕は図書館のを借りてます(爆)。
 
Standard Template Library プログラミング
 (秀和システム/3200円)
 数少ないSTLについての解説書。C++標準ライブラリすべてでないのが残念ですが、auto_ptrstringについても載っていますし、単に「使う」というだけでなくアーキテクチャーにも触れているのでSTLそのもののスタイルやポリシーが理解できます。この手の本にしては比較的安いし。
 
Effective C++ 改訂2版
 (アスキー出版/3800円)
 MFCのCStringの演算子のオーバーロード部分など、「なんでこんなふうになっているんだろう」ということの理由がちゃんと書いてある本。そういった、C++でのプログラムの書き方で注意すべき部分を分かりやすく書いてあります。必読書、でしょう。あんまり高くないし。
 
More Effective C++
 (アスキー出版/3800円)
 上の「Effctive C++」の続編。同じように「なぜ、どうして?」を中心に解説してあります。こちらの方がより実用的です。例外処理やスマートポインタといった比較的新しいことが載っています。上のを読破したらこちらも読みましょう。こっちも必読書でしょう。
 
デザインパターン オブジェクト指向における再利用のための
 (ソフトバンク/4689円)
 23のデザインパターンについて書かれたカタログ本です。一応、「デザインパターン」と言ったらこの23の中のひとつなので、デザインパターンについて知っておきたい場合には読んでおく必要があるでしょう。新しく始まった「走り書き」はこの本を読んでいることを前提にしてるのでご注意を。
 
Inside COM
 (アスキー出版/5200円)
 COMの実装部分について事細かに書かれた本です。COMのドキュメントは、VBやJavaなど他言語も考慮されて独自の用語や機能が多いのですが、そういったものがC++でどのように実装されているか見ることで「なぜそうなっているのか」がたちどころに分かると思います。シェルエクステンションなどで理解に苦しんでいる方におすすめ。
 
C++ チュートリアル
 (マイクロソフト/?円)
 Visual C++1.0に付いていた、C++についてのマニュアル。リファレンス的なものではなく、クラスについてのチュートリアル的な内容です(ストリームや参照については少ししか書かれていません。テンプレートについてはまったく書かれていません)。クラスを理解する、自分で作製するときには非常に役立ちます。ただ、これはもう手に入らないと思う……。ま、C++の本はいっぱいあるから大丈夫でしょう。
 
すぐわかるC/C++
 (技術評論社/1950円)
 C言語のチュートリアル的本(C++はちょっとだけ)。VCからC言語を始めた(自分(汗))という人にお奨め。C言語の本としては比較的解りやすいのでは? ちなみに半分近くは機種依存のマルチメディア関連なので、ウィンドウズでは役に立ちません。
 
 
厳選リンク
本当に役立ったとゆーページです。
相互リンクしてくれている皆さん、載っていなくても怒らないでください(泣)。

 
Cプログラミング診断室
 元々は本だったものがホームページとして丸ごと入ってるもの。簡単に説明すれば「プログラムの書き方」を説明しているページ。まとめれば「見やすい・理解しやすい・説明しやすいコードを書こう」とゆーことやね。例になっているコードはCのものなのでまったくと言っていいほど役に立たないが、とにかく「何を言いたいか」はつかみとっておくべきでしょう。ちなみに先日、本の方も再び発行されました。
 
NJK
 C、C++、MFC、COM、Java、オブジェクト指向、分散コンポーネントと幅広い内容をフォローしている「OTG」というホームページがあります。実際の仕事に即した幅広くしかも実践的な内容は、まさに「会社」のホームページだからこそなしえると言えるでしょう。新入社員研修にもなりそう。
 
オージス総研
 UMLについてのチュートリアルのあるホームページです。このチュートリアルが、実際に仕事を受注してからどのようにしていけばいいのかを会話形式で分かりやすく解説してくれています。これも「会社」のホームページだからこそ作れるページなのではないかなと。

(C)KAB-studio 1997 - 2001 ALL RIGHTS RESERVED.