セラフ( Seraph )。
いわゆる「人型ロボット」。
一般に二人乗り、頭頂高5メートル前後、肩や背部に2〜8枚の飛行翼及びスラスターを持つものを指す。
市街戦を想定した戦闘用兵器。「エアレール」と呼ばれるスラスターと翼を用いて空間を自在に移動し、2本の足で着地し走ることもできる。汎用性に優れる両手は、アームマウントとしてだけではなく時には障害物の移動や壁面を掴むなど多種多様な目的に使われる。人型をしているのは、市街地での戦闘が常に想定外の状況をもたらすものであり、それに柔軟に対処するためである。
羽が付いているのは、そもそもエアレールが先に開発されたこと、当初は二足歩行のシステムに情報処理が追い付かなかったこと、材料的問題により重量が運動性を著しく低下させていたこと、ただの二足歩行兵器が戦車等の旧式兵器に対抗できなかったこと等の問題点を解決するために取り付けられているというのがその理由である。
テロ対策の見知からなぜか地域ごとの交番に一台ずつ置かれているが、パイロットがいなかったり、使用回数が著しく少ないこともあり「税金の無駄遣い」と言われている。
ちなみに「Seraph」とは「天使」の意を持つ。