「うわ早!」
「うちに戻ってないからここだと思って」
「ってゆーか走ってくることないでしょ」
「ええっ?」
だってこんなに面白そうなのに!
「って顔に書いてある……」
「?」
「で……泊まるというのは」
「あ、君はうめの命の恩人なんだから、うちに泊めるのは当然だ」
「そうそう、うちは旅館だし、お客さん少ないから大丈夫!」
「それは大丈夫なのですか?」
「よくわからんが大丈夫!」
「パパはわかってないとダメでしょ。ま、そういうわけだから心配しないで」
「はぁ……わかりました」
と、居住まいを直してから。
「シーバリウと言います。これから3ヶ月間、よろしくお願いします!」
深々とお辞儀をした。
「よろしく、シーバリウ君」
「よろしく、王子!」
「よろしく」
「歓迎するよ、シーバリウ君」
「んー、私は信用してないけどね」
え、という視線がジャージに集まる。
「だいたい私がコメネケ国を知ってるっていっても、あんたが王子だとかその辺は知らないし、証明できないでしょ」
「……それは確かにそうですが……」
「でも私助けてくれたもん、私はそれでいい」
「パパもそれでいい」
「お人好し」
「なんですって!」
「なんだと!」
ふたりに睨まれても涼しい顔で。
「王子、魔法勝負してみない?」
「うちに戻ってないからここだと思って」
「ってゆーか走ってくることないでしょ」
「ええっ?」
だってこんなに面白そうなのに!
「って顔に書いてある……」
「?」
「で……泊まるというのは」
「あ、君はうめの命の恩人なんだから、うちに泊めるのは当然だ」
「そうそう、うちは旅館だし、お客さん少ないから大丈夫!」
「それは大丈夫なのですか?」
「よくわからんが大丈夫!」
「パパはわかってないとダメでしょ。ま、そういうわけだから心配しないで」
「はぁ……わかりました」
と、居住まいを直してから。
「シーバリウと言います。これから3ヶ月間、よろしくお願いします!」
深々とお辞儀をした。
「よろしく、シーバリウ君」
「よろしく、王子!」
「よろしく」
「歓迎するよ、シーバリウ君」
「んー、私は信用してないけどね」
え、という視線がジャージに集まる。
「だいたい私がコメネケ国を知ってるっていっても、あんたが王子だとかその辺は知らないし、証明できないでしょ」
「……それは確かにそうですが……」
「でも私助けてくれたもん、私はそれでいい」
「パパもそれでいい」
「お人好し」
「なんですって!」
「なんだと!」
ふたりに睨まれても涼しい顔で。
「王子、魔法勝負してみない?」