シャッフルして、ジャージが高士とうめに、紫恋がシーバリウに教える形に。
「紫恋、消しゴム貸して」
「ほい」
「いたっ」
「?」
「いたっ」は右隣のシーバリウからだった。紫恋の長い黒髪が見事にシーバリウの顔面を削っていた。
「あ、ごめ、大丈夫?」
慌ててシーバリウの顔を覗き込む。左目の近くに擦り傷ができていた。
「ごめんね、どうしよ……」
「あ、大丈夫です、ちょっとかすめただけですから……」
「え、うん……?」
二人の目が合う。
シーバリウの目と鼻の先に、紫恋の顔。
その顔から、目が離せない。
この、匂い……なんだか……。
「あだっ」
その顔が振れる。頭に消しゴムがヒットしていた。
「紫恋っ、なにやってるのよっ!!」
「あーもう、別にあんたの彼氏取りゃしないわよもう」
テーブル向かいのうめを追い払うようにしてから。
「……あんたも何惚けてるのよ」
「あ、いえ」
顔を赤らめているシーバリウ。
「紫恋さんって、うめさんとは違った……そう、何か違う匂いがしまして……」
「ああ」
しれっ、と。
「今、生理中だから」
「!! ここここれは失礼しししましましまし」
「……ごめん、ただのボケ、今の忘れて」
紫恋まで赤くなって、シーバリウに目が合わせられない。
……何やってるんだろ、あたし。
「まぁ、あんたも年頃のオトコノコなんだろうけどさ、自分の彼女くらい大事にしなさいよ?」
……何うめの応援してるんだろ、あたし。
「は、はぁ……」
「? 何、あんた達ってうまくいってないの?」
「いえ、そういうわけではないんです。この前だってデートしましたし」
「デート、ねぇ……」
「紫恋、消しゴム貸して」
「ほい」
「いたっ」
「?」
「いたっ」は右隣のシーバリウからだった。紫恋の長い黒髪が見事にシーバリウの顔面を削っていた。
「あ、ごめ、大丈夫?」
慌ててシーバリウの顔を覗き込む。左目の近くに擦り傷ができていた。
「ごめんね、どうしよ……」
「あ、大丈夫です、ちょっとかすめただけですから……」
「え、うん……?」
二人の目が合う。
シーバリウの目と鼻の先に、紫恋の顔。
その顔から、目が離せない。
この、匂い……なんだか……。
「あだっ」
その顔が振れる。頭に消しゴムがヒットしていた。
「紫恋っ、なにやってるのよっ!!」
「あーもう、別にあんたの彼氏取りゃしないわよもう」
テーブル向かいのうめを追い払うようにしてから。
「……あんたも何惚けてるのよ」
「あ、いえ」
顔を赤らめているシーバリウ。
「紫恋さんって、うめさんとは違った……そう、何か違う匂いがしまして……」
「ああ」
しれっ、と。
「今、生理中だから」
「!! ここここれは失礼しししましましまし」
「……ごめん、ただのボケ、今の忘れて」
紫恋まで赤くなって、シーバリウに目が合わせられない。
……何やってるんだろ、あたし。
「まぁ、あんたも年頃のオトコノコなんだろうけどさ、自分の彼女くらい大事にしなさいよ?」
……何うめの応援してるんだろ、あたし。
「は、はぁ……」
「? 何、あんた達ってうまくいってないの?」
「いえ、そういうわけではないんです。この前だってデートしましたし」
「デート、ねぇ……」