ローカル変数宣言ステートメントとは : JavaA2Z

ローカル変数宣言ステートメント

日本語	局所変数宣言
英語	local variable declaration statement
ふりがな	ろーかるへんすうせんげんすてーとめんと
フリガナ	ローカルヘンスウセンゲンステートメント

「ローカル変数宣言」のこと。
　
「ローカル変数宣言」は、広義の「ステートメント」に含まれるが、狭義の「ステートメント」には含まれない。
「ローカル変数宣言」は、「変数を宣言しろ」という「命令」を行う文であり、「;」で終わる、という点では広義のステートメントに含まれる。
だが、構文としては「ステートメント」には含まれない。
たとえば、「if ステートメント」の「ステートメント」（「if ()ここ」の「ここ」）の箇所にはローカル変数宣言を記述することはできない。記述できるのは「ステートメント」のみであり、その中に「ローカル変数宣言ステートメント」は含まれていないからである。
　
そのため、ローカル変数宣言ステートメントを記述できる箇所は非常に少なく、「ブロック」の中か、「forステートメント」の「初期化」箇所のみとなっている。
ローカル変数宣言はステートメントではない、と考えた方がわかりやすいだろう。

参考サイト

（参考サイトはありません）

(KAB-studioからのおしらせです)

// Sample.java
public class Sample
{
    public static void main( String[] args )
    {
        // 以下が「ローカル変数宣言ステートメント」の文です。
        int i;

        // ローカル変数宣言ステートメントは、「ステートメント」と
        // いいながら、ステートメントの中に記述することができません。
        // 以下の例では、ifステートメントの「ステートメント」で
        // i2変数を宣言していますが、不可能なためコンパイルエラーになります。
        // if( true ) int i2;
        // コンパイルエラー：
        // トークン "i2" に構文エラーがあります。正しくは ".", "[" です。

        // ブロックの中であれば可能です。
        if( true ) { int i2; }
        // このように、ローカル変数宣言ステートメントを記述できる箇所は
        // 非常に限られています。

        // ただしforの「初期化」箇所だけは例外的に記述できます。
        // 以下が「初期化」の箇所です。
        //   ←  ここ  →
        for( int iF1 = 0; iF1 < 5; ++iF1 ) ;
    }
}

// Sample.java
public class Sample
{
    public static void main( String[] args )
    {
        // 以下が「ローカル変数宣言ステートメント」の文です。
        int i;

        // ローカル変数宣言ステートメントは、「ステートメント」と
        // いいながら、ステートメントの中に記述することができません。
        // 以下の例では、ifステートメントの「ステートメント」で
        // i2変数を宣言していますが、不可能なためコンパイルエラーになります。
        // if( true ) int i2;
        // コンパイルエラー：
        // トークン "i2" に構文エラーがあります。正しくは ".", "[" です。

        // ブロックの中であれば可能です。
        if( true ) { int i2; }
        // このように、ローカル変数宣言ステートメントを記述できる箇所は
        // 非常に限られています。

        // ただしforの「初期化」箇所だけは例外的に記述できます。
        // 以下が「初期化」の箇所です。
        //   ←  ここ  →
        for( int iF1 = 0; iF1 < 5; ++iF1 ) ;
    }
}