SimpleClassクラスができたところで、今度はそれを使ってみましょう。
クラスの使い方
SimpleClassクラスを使用しているのは、以下の部分になります。
// SimpleClassクラスの参照型変数refを作ります。
SimpleClass ref;
// SimpleClassクラスのインスタンスを作り、
// その参照をref変数に入れます。
ref = new SimpleClass();
// ref変数内の参照を通して、SimpleClassクラスの
// インスタンスに入っているdataフィールドに
// 数値を入れます。
ref.data = 100;
// 今度はそれを取り出して出力します。
System.out.println( ref.data );
// 出力結果:
// 100
SimpleClass ref;
// SimpleClassクラスのインスタンスを作り、
// その参照をref変数に入れます。
ref = new SimpleClass();
// ref変数内の参照を通して、SimpleClassクラスの
// インスタンスに入っているdataフィールドに
// 数値を入れます。
ref.data = 100;
// 今度はそれを取り出して出力します。
System.out.println( ref.data );
// 出力結果:
// 100
// SimpleClassクラスの参照型変数refを作ります。 SimpleClass ref; // SimpleClassクラスのインスタンスを作り、 // その参照をref変数に入れます。 ref = new SimpleClass(); // ref変数内の参照を通して、SimpleClassクラスの // インスタンスに入っているdataフィールドに // 数値を入れます。 ref.data = 100; // 今度はそれを取り出して出力します。 System.out.println( ref.data ); // 出力結果: // 100
この部分では「参照型変数を作る」「インスタンスを作って参照する」「フィールドに値を入れる」「フィールドの値を出力する」という4つの処理を行っています。
この処理をひとつひとつ見ていきましょう。
参照型変数を作る
クラスを使うためには、まずそのクラスの参照型変数というものを作る必要があります。
// SimpleClassクラスの参照型変数refを作ります。
SimpleClass ref;
SimpleClass ref;
// SimpleClassクラスの参照型変数refを作ります。 SimpleClass ref;
クラスは、int型やboolean型と同じく型の一種です。
int型等と同じように、変数を作ることができます(「変数を宣言する」と言います)。
クラスから作られた変数と、int型変数等との違いはありません。どちらも「値を入れる箱」です。
int型の変数を作るのも、クラスの変数を作るのも同じです。「値を入れる箱を作る」、それだけです。
違うのは、入れられる値です。int型変数は「100」といった整数値を入れることができます。では、クラスから作った変数には何を入れることができるのでしょう。
それは参照というものです。クラスから作った変数には「参照」というものを入れることができます。そのため、クラスから作った変数は「参照型変数」と呼ばれます。
で、この参照というものは、「インスタンス」というものを作らないと取得することができません。というわけで次のページではそのインスタンスについて説明します。