JavaA2Z

KAB-studio > プログラミング > JavaA2Z > 明示的とは

明示的

日本語 明示的
英語 explicit
ふりがな めいじてき
フリガナ メイジテキ

解説

はっきりと示すこと。
 
通常は「暗黙的」と対にして使用する。
ある処理が、普通は「暗黙的」にええるが、その場合は「暗黙的」にえないため、処理を記述することを「明示的に記述する」と表現する。
 
たとえば、プリミティブ型型変換う場合、intからlongへの「ワイドニング変換」であれば、型変換が自動的暗黙的)にわれるためキャストする必要はないが、intからcharへの「ナローイング変換」の場合には、型変換が自動的暗黙的)にはわれないため、キャストする必要がある。この「キャストする」処理を記述することが「明示的に記述する」ということである。
 
また、場合によっては「暗黙的」にわれるにも関わらず、「明示的」に記述することもある。
上記の例であれば、ワイドニング変換う場合にもキャストう場合、わざと「明示的」にキャストを記述したことになる。
この場合、キャスト冗長であり、必要ない記述である。プログラムの量が増え、場合によってはバグを生みかねないが、もしプログラムが読みやすくなるのであればメリットとなりうる。

参考サイト

  • (参考サイトはありません)

(KAB-studioからのおしらせです)

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// Sample.java
public class Sample
{
    public static void main( String[] args )
    {
        int i = 100;
        // 「明示的」にキャストする例。
        char ch = (char)i;
        long l = (long)i;

        // char型へのキャストは、ナローイング変換に
        // なるため、キャストしないとコンパイルエラーに
        // なります。なので、明示的にキャストする必要が
        // あります。
        // 逆に、long型へのキャストは、ワイドニング変換に
        // なるため、キャストしなくてもコンパイルエラーには
        // なりません。なので、明示的にキャストすると
        // 冗長ということになります。
    }
}
// Sample.java
public class Sample
{
    public static void main( String[] args )
    {
        int i = 100;
        // 「明示的」にキャストする例。
        char ch = (char)i;
        long l = (long)i;

        // char型へのキャストは、ナローイング変換に
        // なるため、キャストしないとコンパイルエラーに
        // なります。なので、明示的にキャストする必要が
        // あります。
        // 逆に、long型へのキャストは、ワイドニング変換に
        // なるため、キャストしなくてもコンパイルエラーには
        // なりません。なので、明示的にキャストすると
        // 冗長ということになります。
    }
}

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update:2005/07/19
このページは、Javaプログラミング言語についての用語を網羅した辞書「JavaA2Z」の一ページです。
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