JavaA2Z

KAB-studio > プログラミング > JavaA2Z > クラスパスとは

クラスパス

日本語 クラス経路
英語 class path
ふりがな くらすぱす
フリガナ クラスパス

解説

クラスファイルを指定するためのパス
あるクラスが他のクラスを使用する時、その「他のクラス」の情報は、「他のクラスプログラム」ではなく、コンパイルされた後の「他のクラスクラスファイル」、もしくはそのクラスファイルが格納されたjarファイルである。
そのため、この「あるクラス」をコンパイルお呼び実する際には、クラスファイルjarファイルから「他のクラス」を探し出し、その情報を取得する必要がある。
この「クラスファイル」「jarファイル」のパス、もしくはこれらが置かれているディレクトリパスを「クラスパス」と言う。
 
つまり、コンパイルや実時に参照するクラスファイルjarファイルパスのことである。
 
Eclipseの場合、「ナビゲーター」でプロジェクトを右クリックすると出るメニューの「プロパティー」ダイアログの、「Javaビルドパス-ライブラリー」ページで指定する。
jarファイルを指定する場合「JAR の追加」もしくは「外部 JAR の追加」で追加する。前者はプロジェクト内のjarファイルを、後者はそれ以外のjarファイルを指定する場合に使用する。どちらもjarファイルを直接指定すればいいだけである。
 
クラスファイルを指定する場合「Add Class Folder」を指定してクラスファイルの置かれたディレクトリを指定する。
ただし、ここで指定するディレクトリは「パッケージ名を基準としたディレクトリ」とする必要がある。
たとえばパッケージが「package sample;」と指定されているクラスクラスファイルが「/Sample/bin/sample/ディレクトリに置かれていた場合、このクラスを使用するために指定するディレクトリは「/Sample/bin/sample/」ではなく「/Sample/bin/」である。
 
また、Eclipseの場合、自プロジェクトクラスファイルは「ビルド出力フォルダー」を自動的参照するため特に指定する必要はないが、javaコマンド等の場合にはこのフォルダも指定する必要があるので注意すること。指定するディレクトリは、上記の「Add Class Folder」と同じように考える。

参考サイト

  • (参考サイトはありません)

(KAB-studioからのおしらせです)

サンプルプログラム(とか)サンプルを別ウィンドウで表示サンプルをクリップボードへコピー(WindowsでIEの場合のみ)

// Sample.java
// OtherPackageClassクラスを使うのでインポートします。
import test.test2.OtherPackageClass;

public class Sample
{
    public static void main( String[] args )
    {
        // OtherPackageClassクラスを使います。
        OtherPackageClass otherPackageClass = new OtherPackageClass();
        otherPackageClass.output();
    }
}

// test/test2/OtherPackageClass.java
/**
    つまり、このファイルはtest/test2フォルダの中にあります。
    Sample.javaはtestフォルダと同階層にあります。
    位置関係はこんな感じ。

    project/src/Sample.java
    project/src/test/test2/OtherPackageClass.java
*/
package test.test2;

/**
*   test.test2パッケージ内のクラス。
*/
public class OtherPackageClass
{
    /**
    *   出力します。
    */
    public void output()
    {
        System.out.println( "OtherPackageClass#output()" );
    }
}

/*

・javacコマンドによるコンパイル

ソース: project/src/
出力先: project/bin/

 とします。
 コンソールを開いて、projectディレクトリに移動してください。

> javac -d bin -classpath bin -sourcepath src src/test/test2/OtherPackageClass.java
> javac -d bin -classpath bin -sourcepath src src/Sample.java

 でソースファイル2つをコンパイルできます。
 次の2つのクラスファイルが作られます。

project/bin/Sample.class
project/bin/test/test2/OtherPackageClass.class


・javaコマンドによる実行

> java -classpath bin Sample
OtherPackageClass#output()


 この「-classpath」がクラスパスの指定です。
 binディレクトリに指定していることに注意してください。
クラスファイルひとつひとつを指定するのではなく、パッケージの基準となる
ディレクトリを指定します。

*/
// Sample.java
// OtherPackageClassクラスを使うのでインポートします。
import test.test2.OtherPackageClass;

public class Sample
{
    public static void main( String[] args )
    {
        // OtherPackageClassクラスを使います。
        OtherPackageClass otherPackageClass = new OtherPackageClass();
        otherPackageClass.output();
    }
}

// test/test2/OtherPackageClass.java
/**
    つまり、このファイルはtest/test2フォルダの中にあります。
    Sample.javaはtestフォルダと同階層にあります。
    位置関係はこんな感じ。

    project/src/Sample.java
    project/src/test/test2/OtherPackageClass.java
*/
package test.test2;

/**
*   test.test2パッケージ内のクラス。
*/
public class OtherPackageClass
{
    /**
    *   出力します。
    */
    public void output()
    {
        System.out.println( "OtherPackageClass#output()" );
    }
}

/*

・javacコマンドによるコンパイル

ソース: project/src/
出力先: project/bin/

 とします。
 コンソールを開いて、projectディレクトリに移動してください。

> javac -d bin -classpath bin -sourcepath src src/test/test2/OtherPackageClass.java
> javac -d bin -classpath bin -sourcepath src src/Sample.java

 でソースファイル2つをコンパイルできます。
 次の2つのクラスファイルが作られます。

project/bin/Sample.class
project/bin/test/test2/OtherPackageClass.class


・javaコマンドによる実行

> java -classpath bin Sample
OtherPackageClass#output()


 この「-classpath」がクラスパスの指定です。
 binディレクトリに指定していることに注意してください。
クラスファイルひとつひとつを指定するのではなく、パッケージの基準となる
ディレクトリを指定します。

*/

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update:2005/07/02
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