エディタやコンソールに出力された文字列の行が変わり、一段下に下がること。
たとえば、この解説文であれば→
←の間に改行が入っている。
　
エディタの場合、改行は「リターンキー」を押すことで改行できる。改行を消す場合は、行の左端でバックスペースキーを押すか、行の右端でデリートキーを押す。
標準出力等を通してコンソールに出力する場合には、文字列リテラル内に改行文字の\nを記述するか、println()メソッドを使用する。
ファイルに出力する場合、そのファイルを開くアプリケーションによって異なる。通常は、そのOSによって決められた改行文字を出力する。
　
改行は、出力するアプリケーションが「改行するように文字を画面表示している」だけという点に注意。
通常、文字列における改行は「改行文字」という1文字もしくは2文字によって「改行」と見なされているだけであり、実際にデータが「改行されている」わけではない。配列上の一直線のデータ内に改行文字が見つかると、その箇所で画面出力を一段下げる、というだけである。
ただし、エディタの中には「1行1文字列」としてデータを格納する場合があり、その場合は改行文字は存在しないことになる。
また、この解説のように、HTMLであれば改行文字では改行されず、<BR>タグによって改行される。
このように、改行は出力する環境に強く依存する。

// Sample.java
/*
ここと→
←ここの間が改行されています。こういう「行が変わること」が改行です。
*/

public class Sample
{
    public static void main( String[] args )
    {
        // 標準出力に改行を出力する場合には、文字列リテラルに\nを入れるか、
        // println()メソッドを使用します。
        System.out.println( "あ\nい" );
        System.out.print( "う" );
        // あ
        // い
        // う
    }
}