「*演算子」のこと。
掛け算を行う演算子。
一般的に考えると掛け算は「x」のような記号で行いそうなものだが、Javaを含む多くのプログラミング言語では*演算子で掛け算を行う。
また、C++言語では単項演算子としての使い方もあるが、Javaではポインタが存在しないため、二項演算子としてしか使用できない。
　
これとは別に、インポート宣言時に「あるパッケージの全てのクラス」としての使用方法がある。
予約語「import」を使用してインポート宣言を行う際に、クラス名に「*」を指定することで、「あるパッケージ内の全クラス」をまとめてインポートすることができる。
たとえば「import java.util.*;」とすることで、「java.util」パッケージの全クラスをインポートすることができる。
　
インポートの例を初めとして、「*」には「全ての」という意味を持つ場合がある。
たとえば、多くのファイル検索システムでは「*.txt」というファイル名で検索すると、拡張子が「.txt」のファイル全てを検索する、という意味となる。

「ってゆーかなんで*なんだろ」
「掛け算の『×』なんて『エックス』と見間違えるだろ」
「う、確かに」
「特に昔のコンピューターは画面の解像度が低かったから、見間違いやすいっていうのもあるかな」
「そーゆー理由がちゃんとあるのね……」