JavaA2Z

KAB-studio > プログラミング > JavaA2Z > コードとは

コード

日本語 符号
英語 code
ふりがな こーど
フリガナ コード

解説

ある情報を「特殊な形式」で表現したもの。
 
文字列や画像といった「情報」に対して、それを簡略化したり、暗号化したりする目的で、別の形式に変換したものを「コード」という。
たとえば、ギターの「コード」は、押さえる弦を「C」といった「コード」で表現する。押さえるコードは複数であり、たとえば「C」は2、4、5を押さえる。この「2、4、5」といった数字を簡略化し、1語にまとめたものが「コード」である。
また「コードネーム」は、名前を直接呼べない場合に付けられる別名である。「本当の名前」とは別に「コードネーム」を付けそれを呼ぶことで、「本当の名前」を取得することができる。
このように、コードはある存在を違う形式に変換したものであり、特に「名称」に使用される。
 
プログラミングにおける代表的な「コード」は「文字コード」である。
文字にはそれぞれ整数値が割り振られている。その整数値、もしくは整数値への変換表が「文字コード」である。
たとえば「あ」という文字Unicodeでは0x3042という値になる。
 
コンピューターでは、データそのものを直接扱うことが難しく、そのため、コードを用いて管理することが多い。
たとえば「あ」という文字を、画像としてそのまま処理した場合、CPUもメモリも膨大な量を消費してしまう。それを避け、「0x3042」という値、つまりコードを用いて管理することで、簡単に使用することができる。
また、人間に比べてコンピューターは計算が得意なため、大量のコードを変換することが楽にえる。そのため、あるコードを他のコードに変換したり(エンコード)、それを元に戻したり(デコード)といったことをうことも多い。
 
以上の「コード」という単語の狭義として、「プログラム」を「コード」と言う場合がある。
特に、1ソースファイル内のプログラム、もしくはその一部をコードと呼ぶ。また、プログラムを記述することを「コーディング」と呼ぶ。
これは、プログラムそのものが「コード」であるためである。プログラムは実前にコンパイルする必要がある。実に必要なのはコンパイル後の形式であり、その前段階であるプログラムは「別の形式に変換している」コードということになる。
 
このように「コード」とは主観によって変わる点に注意。
コンピューターにとっては「0x3042」こそが文字そのものであり「あ」はコードかもしれない。

参考サイト


(KAB-studioからのおしらせです)

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// Sample.java
public class Sample
{
    public static void main( String[] args )
    {
        // 「あ」という文字は、Unicodeでは0x3042という値です。
        String string = "あ";
        System.out.println( Integer.toHexString( string.charAt( 0 ) ) );
        // 3042
    }
}
// Sample.java
public class Sample
{
    public static void main( String[] args )
    {
        // 「あ」という文字は、Unicodeでは0x3042という値です。
        String string = "あ";
        System.out.println( Integer.toHexString( string.charAt( 0 ) ) );
        // 3042
    }
}

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update:2005/08/20
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